第39回 小豆島一周100㎞ウォーク 二日目

大部公民館を目指して黙々と歩いていたのですが、一瞬「ここかな?」と思う場所は有りましたが幟も無いし案内もいないので祭りの準備会場かと思いスルーして進みました。

集落を離れそうになった時点で流石におかしいと気が付きガイドブックの地形とgoogle mapとで見比べるとやはりさっきの建物がそうだった orz

わずか数百メートルとはいえ戻るのは辛すぎる。

ただのエイドならそのままスルーしてよかったのですがチェックポイントで有る以上寄らないと駄目なので来た道を戻り大部公民館に到着。

大部公民館では夜食としてうどんとおむすびを頂きマメの具合などを確信した後にちょっと休憩してから出発。

マメは潰した後から結構足が楽になったので、マメの影響で足に負担が掛かっていた事を改めて実感。

びわ湖チャリティー100km歩行大会までにきちんと調整しておかないと駄目だな。

次なる目的地は橘峠CP(81.6km)

ここからが今大会における最大試練の始まりでした。

島の道としてはよく有ることなのですが「登って下って集落」の繰り返し。

上り下りに特徴が無いのは勿論ですが、集落も夜間ということで殆ど特徴的にな物はなく眠気が襲ってきた事も有りなんだか無限ループに陥っているような感覚すら有りました(^^ゞ

そんな中でも道の脇にあるベンチのような所で腰を落として休んでいる人を見かけると眠気覚ましを兼ねて話をする為に私もちょっと休憩。

※休憩ではなくリタイヤをして回収待ちの人もいました。

この日は若干の月明かりは有りますが、街頭すら無い峠道なので当然ながらライトを消すとほぼ真っ暗。

この感覚が100kmウォークの非日常感を盛り上げてくれてちょっと好きだったりします。

橘トンネル手前分岐点でスタッフに峠方向に進むよう促されて”最後であって欲しい”峠道に突入。

先程までは何だかんだで二車線の道路だったのでそれなりに整備もされていて良かったのですが、ここからは明らかに旧道

道の状態は一気に悪くなり坂道もそれなりの勾配があったので「止めを刺しに来たなw」と思いつつも手前で一人抜いたので流石に追いつかれたくないと言う安っぽいプライドだけで坂を登っていく。

橘峠CPに到着したのは05:50。

何故かここに関してはSF-710Sとの距離の差が1.4km

峠道でこの差は結構痛かったですが、この時点では大部公民館でのロスを考慮したらこんな物かとも思っていました。

既に空はうっすらと白んできており、スタッフや後から到着した人と話をしながら朝食のパンとバナナを頂いている間にすっかり明るくなったので夜間装備を外してゴールに向けて出発。

橘峠CPから出発したのは三人ほぼ同時だったのですが、他の二人とはすぐに離れてしまい何時もの一人旅に、、、

自分で踏んでいる枯れ枝やどんぐりの傘等の音のみが支配する世界。

あぁ、、、朝日が綺麗だ

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ここに来てゆるいながらも若干の上り下りを繰り返す。

それでも基本的には下り坂なので足に負担を掛けないように、それでいて遅くなり過ぎないように黙々とゴールを目指す。

坂手港(93.4km)辺りで現地の人達と挨拶をした時には「やっと人里に降りてきた」と安心しました。

その時に「昨日は勝つとは思わなかった」みたいな話を現地の人たちがしているのを聞いた時には祭りの話?とか思っていたのですが、後に町内放送で小豆島高校が延長12回で県優勝を果たしたとの事。

おめでとうございます。

その後は開店していない醤油ソフトの幟を恨めしく眺めつつラストスパート!!

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と言っても速度は変わらないんですけどね(^^ゞ

最終的には100.85kmでゴール

周防大島と比べるとしっかりしていましたが、他の大会に比べると結構あっさりとしたゴールでした。

時間にして19時間30分

公式発表の距離としては99.9kmなので約1kmほど長く歩いています。

自覚している余計に歩いた場所は大部公民館を行き過ぎたログ+各エイドなどでの移動位ですかね。

何はともあれ?100kmは超えて良かったです。

ゴール後はオフロに入ってちょっとまったりしている間に土庄港行きのバスは出てしまったので次のバスを待つまで会場で一眠りしようかと思ったのですが、雑談をしている人や人の出入りが結構激しく五月蝿いので眠れない。

やっとうつらうつらしだした頃にはバスの時間が迫ってきたので運営の方々に挨拶をしてそそくさと土庄港へバスで移動。

そこで昨日の朝見た時からチェックしていたオリーブソフトを買おうとしたら「今冷却中です」との寂しい返事。

後15分位で出来ると言う話だったので冷えるのを待つとして、仕方がないので橘峠CPで貰ったパンの残りを食べつつフェリーを待ちました。

土庄港のゴミ箱にぶどうパンの包装紙が数個入っていたのは100kmウォーク参加者が同じようにここで食べたんだろうな(^^ゞ

その後フェリーの切符を買うついでサイドオリーブソフトの状況を聞いてみたらまだ冷えていないとの事。

11時発のフェリーが到着してから乗り込む前にもう一度オリーブソフトの購入を試みたらなんとOKとの事( ̄ー ̄)b

オリーブソフトを買った後そのまま食べながらフェリーに乗船。

出発までに食べきってから新岡山港までは爆睡タイム。

新岡山港から車で家に帰って今回の100kmウォーク完了。

お家に帰るまでがイベントです( ー`дー´)キリッ

この大会は順位などは一切判らないのですが、他の大会に比べると参加者のレベルがベテラン or 初心者の両極端だった気がします。

私も正直「小豆島か、風光明媚で気持ちのいいウォーキングになるんだろうな」と思っていましたかから長距離ウォーク初参加の人でも軽く参加する気持ちも解ら無いでもないです。

しかし蓋を開けてみると。。。

コース的には私の参加した中ではかなり困難なコースです。

橘峠でスタッフが「今年は100kmのリタイヤが多い。既に20人位はリタイヤしている」と言っておられたのですが、判る気もします。

今大会における摂取物など

・ポカリスエット1リットル(1.5リットルに薄めたもの)@ハイドレーション
・一本満足(一本)
・アミノバイタル Pro 4本
・アミノプロテイン 2本
・クエン酸 4本
・カルパス 2本
・梅干し 1個
・バナナ3本@エイドステーション
・お弁当@エイドステーション
・うどん@エイドステーション
・白あんぱん@エイドステーション
・牛乳180ml?@エイドステーション
・アクエリアス500ml@自販機
・缶コーヒー250ml?@自販機
・ファンタグレープ280ml@自販機
・コカコーラ500ml@自販機

今回はコンビニには寄らなかったですね。

と言うか欲しい所に無かったです(^^ゞ

流石に39回という歴史を刻んでいる大会だけ有って細かな所に気がつく良いサポート体制でした。

特に中継地点の距離などが細かく正確に記述してあるのはGPSログを頼りに歩いている身としては非常に有り難かったです。

最後になりましたが、

大会の運営に関わった人々。

参加して完歩できた人。

残念ながらリタイヤという決断をされた人。

全ての人々に感謝と労いの言葉を送ります。