三原佐木島100キロウォーク 2016

参加してきました。

週末が近づいてくると天気予報がどんどん悪い方向に変わってきていたので心配をしていましたが、土曜の朝の時点では日曜の夜明け以降が小雨との予報で普通に歩けば大丈夫だと思い足元は通常装備

カッパは防寒着を兼ねて一応持ち歩く事にしました。

先々週のしまなみ海道と先週の岐阜の肉刺の影響がまだ残っており木曜日までは普通に靴を履くのも苦痛だったので正直参加すら悩みましたが、せっかくの地元イベント

これに参加せずに何に参加するのか!!

「やばかったら数周した時点でリタイヤすればいいや」という考えで参加

三原まではJRで行く予定でしたが日曜日が雨予報ということなので去年同様車で三原へ行きました。

港のそばの駐車場でも24H 400円なのでJRの料金(580円)より安いですしね。

三原港の受付会場にいったら直ぐにスタッフに話しかけられました。
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一年ぶりなのに覚えてくれていました@

今年のゼッケンは20番
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形式は去年と同じでゼッケンにチェックしてもらうパターン

フェリーの時間が来たのでフェリー乗り場に移動
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さんだるさん
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今回はフェリー内で終始色々な人と話をしていたので船酔いは感じずに佐木島に渡ることが出来ました。

※港についてからはちょっとクラっと来ましたけどね(^^ゞ

出迎えの幕?はちょっとマイナーチェンジしていますね。
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リーダーを先頭にスタート会場の大野浦海水浴場へ移動
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去年は干潮の時間だったので砂浜は広かったですが、今年は満潮前なので砂浜は少なくラジオ体操はちょっとやりにくかったですが去年の様なサイレントラジオ体操では無かったので逆に拍子抜けしたり(^^ゞ
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スタートは予定通りの08:30

今回もほぼ最後尾スタートで追尾開始

速い人達は速攻で見えなくなりましたが、全体的にちょっと速めか?

皆さんの実力なら良いのですが前につられているっぽい人が多いので潰れなければ良いのにな~と思いつつ徐々にペースを上げて何時もの中途半端なポジションに位置取り
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潮がしっかり動いているのがよく分かる。

天気は良すぎるほどですが、程よい風も有るので気持ちいいですね。
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4kmほど歩いた時点で(順調に行けば)この後10回通過するチェックポイントに到着。
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歩き初めて4kmなので止まらずに周回開始。

磨崖和霊石地蔵
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去年までは向田港からはフェリーが出ていたのですが、去年のダイヤ改正で高速艇のみになったようです。

その関係かどうかは判りませんが、このフェリーはずっと停泊していたきがします。

相変わらずのどかだ
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ただ、使われなくなったビニールハウスや管理されていないみかん畑などを見るとちょっと寂しくなりますね。

一周目のポニ子さん
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今年は何かカッコイイ

そして斜め左にいる山羊
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お!

島のパン屋さんが営業している!!

後からスタッフに聞いたのですが私が単独で来た頃は病気か何かで休業していたようです。

今年も発電機などを設置して回っていました (`・д・´)ゝ
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JA三原野菜集出荷場さんのトイレ
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今年は一度利用させてもらいました。

三原バイバス@相変わらず工事中
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佐木島アルペンルートの分岐
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この先から登りが始まる

一周目のルートとの合流ポイント
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これで島を一周した事になります。

今回4回もお世話になった「太平山登山口」に有るトイレ
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相変わらずトイレ内に設置して有る自動点灯ライトが消えるのが早い(^^ゞ

後ちょっとでチェックポイント
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この時点で14km
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お弁当を提供される時間内でしたが流石にまだ早いのでもう一周してから頂くことにして今回はスルー

14-25km間の風景
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今年も去年と同じ家が私設エイドを提供してくれていました。

本当に有り難いですね。

途中でバケツの中にオタマジャクシを発見
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カエルがバケツの中に卵を産むとは思えないし、数も少ないので蚊対策か何かで人がオタマジャクシを放しているのですかね?

真夏だとかなり高温にならないかが心配です。

25kmチェックポイント
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本来ならもう一週くらいすればお腹がいい感じに減ると思うのですが、もう一周すると昼食タイムから外れるのでこの周回でお昼ごはんを頂くことに決定

今年も豪勢なさぎしま御膳
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相変わらずのボリュームに完食するのに時間がかかりましたが、スタッフなどと話をしながら楽しく食事する事が出来ました。

ここまでは6km/h位のペースなので足の状態のわりにはしっかりと歩けていると思いながら25-36km区間に突入
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ちょっとお腹が重い(^^ゞ

しかしチェックポイントまで後3kmちょっとの所で突然ハチが右足のアキレス腱辺りに止まったかと思ったら次の瞬間に激痛

普通に歩いていただけなのに刺された(´・ω・`)

慌てて振り払ったのでハチの種類を見極めることは出来なかったのですが、サイズや色からしてアシナガバチ or キイロスズメバチ

直ぐにその場から離れて体の状態をチェック

刺された場所は当然痛いとして、それ以外に呼吸や脈の乱れなどは発生していないのでたちまちは大丈夫と判断してチェックポイントまでは移動する事にしました。

チェックポイントまでは痛みはそんなに激しく無く、比較的普通に歩けたのですがチェックポイントでは治療をしてもらう&安静にして様子見のために30分ほど休憩
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その間に速い人が二人チェックポイントにやって来たΣΣ(゚д゚lll)

どうやらその人達はウルトラマラソンのトレーニングの為に参加しているらしく、走っているようです。

そうだよな、いくらなんでも歩くにしては速すぎ(^^ゞ

休憩している間に頭のなかでは色々な思いがぐるぐると回る

・ハチには結構刺され慣れているのでこのまま継続
・大事を取ってここでリタイヤ
・時間的には余裕があるので数時間様子を見てから判断

この三択で色々悩みましたが、次々とチェックを受けてスタートしていくチャレンジャー達を見ていると「このまま継続」する事に決定
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取り敢えず歩いてみて少しでも不安点が出てくるようなら直ぐに連絡するとスタッフに伝えて再開しました。

36-46kmの風景
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今年も島民エイドの準備がされている模様(≧▽≦)

これを楽しみにもう一週は出来る!!

歩きの方は意識してペースを落として歩いているのですが、どうにも直進安定性に欠ける(^^ゞ

治療しても刺された場所は痛いものは痛いですからね(´・ω・`)

そろそろナイトタイム突入
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去年もこの辺で夕日を見た気がする。

46kmチェックポイント
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無事に帰り着きました。

途中で止まっている時間が長かった関係か判りませんが気分は68km地点(^^ゞ

ここでは軽い体調チェックと休憩をして46-57kmへ突入

頭の中は島民エイドのみ!!
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あぁ、月が綺麗だ

島民エイドの手前でYさんに周回遅れにされてしまいましたが、こんなに早く抜かれるとは当初は思っていませんでした(^^ゞ

その際は体の心配をしてもらって有難うございました。

去年は立ち寄らなかった島民エイド

今年はエイドの直前でサンダルさんと合流してエイドに立ち寄りました。
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善哉(゚д゚)ウマー

程よく疲れた体に甘いものが染み渡ります。

素麺も勧められましたが、次のチェックポイントでも食事が出るのが判っているのでここは善哉だけいただきました。

美味しかったですし、話も出来て楽しかったです。

57kmチェックポイント
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手ブレしまくり

ここでは豚汁+おむすび3つ
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豚汁の具多すぎ(^^ゞ

さっきの善哉が効いているので一部はザックにいれて非常食用としてキープ

去年も有りましたが、島民からの栄養ドリンクの差し入れ
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ゴールまでに3本頂きました。

57-68km

再び重たくなった体を動かし移動再開
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流石にこの時間になるとポニーチェックは出来ないので特に撮影する事もなく黙々と歩く。

ハチに刺された部分もかなり気にならなくなってきたと言うより足の裏の痛みが勝ってきたようであまり感じなくなってきた。

※歩きながら「左足の人差し指と中指の間に肉刺が出来たな」と確信しつつ歩いていました。

68-79km
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68kmのチェックポイントではチェックだけしてもらって休憩無しで即スタート

別に余裕があったわけでも何でも無く、止まったらやばいと思ってそのまま行っただけなんですけどね(^^ゞ

しかしその判断が間違っていたのか急激に睡魔に襲われ始めて徐々にペースダウン

他のコースなら危険だったかもしれませんが、このコースは危険ポイントは覚えているので特に何かに引っかかったりはしないものの明らかな千鳥足状態でした。

79-89km
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79kmの時点では流石に眠くてたまらなかったのでチェックポイントに到着と同時に休憩場所で10分ほど仮眠

仮眠から覚めても暫く気の抜けた状態でいましたが、ぼーっとしていても仕方ないのでスタート

やはり休むと動き始めは足の裏が悲鳴をあげる。

それでもある程度歩いていたら先行している(といっても周回遅れ)の人に追いついて少し距離を置いて背後霊

やはりみんな千鳥足(^^ゞ

お互いの眠気覚ましの為にちょっと話をしつつ追い抜いていく。

この辺りからみんな「眠たいです」「しんどいです」「後何週ですか?」といった会話がメインになりますね。

こっちは抜いてしまった以上、追いつかれたくはないので抜いた直後は少し加速して頑張るのですが、直ぐにペースダウン

何か刺激がほしいと思いつつも止まったら負けと言う考えもあり何とか歩き続ける。

89-100km

79kmの出発の時点では89kmもノンストップで行くつもりでしたが、睡魔には勝てずここでも10分ほどの仮眠

さあ、最後の一周

噛み締めながら歩こう
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と、気合だけは十分にスタートをするも休憩後の足の痛みは半端なくちょっと前にスタートした人の後ろ姿を目標に歩く。

足の痛みはちょっと歩けば楽に(麻痺してる?)なるのでチェックポイント通過後の上り下りが終わったポニーポイント辺りでここまで虎の子として温存していた眠眠打破のガムを取り出す。

余り効かない(´・ω・`)

以前運転中にかんだ時にはそれなりに効果が有ったのですが、ここまで極限状態だと余り効果はないみたいです(^^ゞ

それでもNeoRunのログを見る限りペースは若干上がっているようにも見えるので効果があったのか最終周の気合で上がったのかは謎。

あ、島のパン屋さんに明かりがついている。
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他にも電気の付いている家が増えてきた。

島の朝は早いんだなと思いましたが、こっちが遅いのか(^^ゞ

鷺港近くの自動販売機でゴール後のご褒美として缶コーラを購入。

100m位港よりに移動すれば500mlのペットボトルを売っているのですが、この時は往復200mが惜しかった。

コカコーラペットボトルに対する愛情も所詮はこの程度か(´・ω・`)

後はゴールまで歩くのみ

距離にして約4km

前後に人影なし

脳内ではラストスパート

体は拒否

結局はゾンビのような歩みでゴール
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しかし何とかゴールは出来ました。

食べると眠くなるので途中からは行動食以外は口にせず歩いていたので空腹感も有りましたがそれ以上に眠い

ゴール後は直ぐにシャワーを浴びに移動したのですが、そこでGPSウォッチを止め忘れていることに気がつく。

無駄にタイムが伸びたけどどうでもいいや(^^ゞ

シャワーで汗を流し死に体で仮眠室に移動。

コーラの事をすっかり忘れた状態で仮眠を開始したのですが、鷺港の始発で帰る人が動き始めたので直ぐに目が覚めてそれからは虚ろ状態のままぼんやりと過ごし再び寝付けそうに無かったのでコーラを飲んで小腹も空いたのでカップラーメンでも食べようと外に移動

おむすびも余っていたので一つ頂いてカップ麺はちょっと怪しげな「どん兵衛 明太子クリームうどん」をチョイス
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空腹という最高のスパイスを持ってしても自腹では買わないなと思わせる一品でした。

日清はたまにこういうのを出しますよね(^^ゞ

その後はフェリーの時間待ちでゴールする人、残りの周回を片付けに再スタートする人などを迎えたり送り出したりしながらスタッフと話をして時間を潰しました。

フェリーに乗るために港までの移動ですが、近くの向田港にも似たような時間に便は有ったのですがコーラが飲みたい一心でスタッフにワガママを言って鷺港まで送ってもらいました。

※向田港にもコカコーラの自動販売機は有るのですが、ペットボトルも缶も売り切れているのは確認済み(`・ω・´)

鷺港@高速船待ち
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今回は色々コンディションが良ければ「その先へ」を目標にしていたのですが叶いませんでした。

フェリーと入れ替わりに高速船がやって来た
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今回のお土産(パンは4つ有ったけど一つは空腹に負けて帰宅中の車の中で食べました)
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部屋の床が汚いのは勘弁(^^ゞ

今回のさぎ100も蜂に刺されるというハプニングは有りましたが楽しかったです。

今まで経験してきた100kmウォークには無いタイプの自分との戦いが有ったのは間違いない。

刺された直後に痛いという気持ちの次に「これはネタになる」と思う自分に悲しかったりw

さぎ100は周回コースという事も有ってスタッフの数は他の大会に比べて少ないが故に人の配置などは大変だと思います。

そして去年よりも良い物を、そして来年の為の改善点を今年の運営中に模索しているのが良く解りました。

来年の大会を楽しみにしています。

有難うございました。

タイム:21:10’04
距離:101.005 km
平均時速:4.7 km/h
NeoRun